介護の仕事内容の中には、口腔ケアがあります。
口腔ケアとは高齢者の歯や歯茎、入れ歯などのケアをして口腔内の清潔を保ちます。
清潔な状態をキープしていないと虫歯になってしまったり、他の病気に繋がったりする危険性があるのでしっかりとケアをすることが大切です。
また口腔ケアをしていれば食べ物が噛みやすくなり、十分な栄養も摂れると言われています。
自分自身の歯がある高齢者の口腔ケアで使われるのが、歯ブラシです。
歯ブラシで食べカスや細菌などを取り除いて、綺麗な状態にします。
歯ブラシは力いっぱい握らずに、鉛筆を持つような感覚で持つのがコツです。
高齢者に口を開けて貰って、歯と歯茎の間をめがけて磨きます。
毛の向きは斜め45度で、細かく動かすのがポイントです。
自分で歯ブラシが出来る高齢者なら側で見守って、きちんと歯磨きが出来ているのかチェックします。
磨き残しがあるようなら手助けするのも、仕事内容の一つです。
自分の歯ではなく、入れ歯や部分入れ歯の高齢者は専用の洗浄剤を利用します。
口腔内から入れ歯を取り出して、水に洗浄剤を溶かしてから入れ歯を投入します。
使われる洗浄剤によって放置時間が変わってくるので、確認してから作業をはじめましょう。
目立った汚れや洗浄剤では取り除けない食べカスなどが付着していたら、歯ブラシや歯間ブラシで取り除いてから洗浄します。
夜間など寝ている間はたっぷりの水の中に入れ歯を入れて、保存しておきましょう。